ふくしまっ子リフレッシin世田谷「2012年春」報告会&講演会

おかげさまで 定員一杯70人近くの方がご参加くださいました。
吉野さんの最新の資料と保坂区長からの具体的な質問による対談で、
お集まりいただいた方々に福島の現状を良くご理解いただけたと思います。
春休み報告も実際関わったメンバーが大勢 発表に立ち会ったので、
等身大の私たちを知っていただく良い機会になりました。
アンケートに回答してくださった方からも 支援の具体的な提案があり大変
励まされています。 (M.A)

講演「福島の子どもたちは今」では吉野裕之さん(放射能から子どもたちを守る福島ネットワーク、避難・疎開・保養班」)をお迎えし、スライドを見ながらお話をうかがいました。
「福島市の空間線量は毎時1マイクロシーベルト前後。地表では未だ2マイクロ、4マイクロの数値が出る。外部被ばくだけを考えても子どもたちは年間3ミリシーベルトから10ミリシーベルトの放射線を浴びている。

避難しようにも事情が許さない家族にとって取りうる手段は「保養」。定期的に繰り返すことで被ばくのレベルを落とし、子どもも大人も心身をリフレッシュできる。現在、学校のクラス単位で、他地域での学習、交流も目的とするローテンション保養ができないかと考えている」

などのお話に会場は真剣に耳を傾けました。
その後、保坂区長との対談「わたしたちにできること」では、保養の受け入れ状況、
避難した人、しない人のお互いの様子、県内の行政との関係の取り方など核心をつい
たやりとりがされ、今後私たちができることへの多くのヒントがあったように思います。
(Shuto)