ご挨拶/ふくしまっこリフレッシュイン世田谷について

2012年春からはじまり、2017年の春で16回目なりました。

これまでも、そしてこれからも、皆様の様々なご支援、ご寄付、

そして笑顔で成り立っています。

福島から参加されるご家族とともに、日本中が優しさでつながる社会で

ありたいと願っています。

 

 

★ボランティア活動

このリフレッシュの活動は総て募金と助成で成り立っております。

福島の子どもたちとともに・世田谷の会は21のボランティア団体の志を共にする者達が寄り集まってできた活動グループです。ふくしまっこリフレッシュイン世田谷を運営する構成組織、街頭募金、寄付のお願い、助成の申請等がとても大切な活動となっております。この活動には終わりがありません。

どうぞ、暖かい応援、ご支援をいただけますようお願い申し上げます。

(2023年10月現在、ご寄付は受け付けておりません。お気持ちありがとうございます)


★ふくしまっこリフレッシュイン世田谷って何するの?リフレッシュブログ

・幼保小中高の春休み、夏休み、冬休みの期間を利用し3泊〜5泊で、世田谷区宿泊施設(ふじみ荘、大蔵第二運動場)で泊ります。(世田谷区、世田谷区教育委員会、世田谷区ボランティア協会、世田谷区社会福祉協議会 共催)
・マイクロバスをチャーターし、福島から世田谷までの往復を送迎します。

・メインイベントは、プレーパーク発祥の地、羽根木プレーパークで丸一日思い切り遊んで過ごします。残りの日は、その時々のオプションを企画(例:世田谷線めぐり、世田谷区名所めぐり、下北沢、三軒茶屋めぐり等)します。

・夜は各施設の集会所でボランティアさんがゲームやお絵描きをしてくれたり、寝る前のひとときをふれあいます。保護者の方は、運営委員やボランティアさんとお茶会などで懇親します。

・歓迎会ではまだまだ緊張の様子が終わりの頃になるとボランティアのお兄さん、お姉さんと離れたくない!帰りたくない!と涙が出てしまう子、お母さんがいます。私たち運営委員、ボランティアさんも毎度、別れ惜しくて感動します。

 

★広報企画とご報告 講演会ブログ

・募金や催し、物品のご支援いただいた皆様にリフレッシュ終了後にニュースレター(活動内容、決算資料)を発行しお届け、配布します。(ホームページ上の更新が追いつかずご迷惑おかけしておりますが、紙面の配布は随時実施しております。)

・年に2〜3回、100人規模のホールを借りて、講演会と報告会を開催します。これまで多くの講師にお越しいただき、盛況な会を開くことができました。今後とも当活動へ、皆様のご関心をいただけるようお願いします!

これからも、ご支援、ご指導、ボランティア参加を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

★福島県での広報活動

随時、福島県に運営委員数人が出かけています。例えば、保育園、幼稚園、各地域教育委員会への説明、ほよ〜ん相談会でのブース開設。参加者同窓会など。

 

★移動幼保育園、移動教室の試み 県外保育ブログ

長期休み(春、夏、冬)以外のシーズンでまるまる1学年や、1幼保育園の県外保育、移動教室等の試みが始まりました。

2015年6月に世田谷区深沢にある日本体育大学のご協力で南相馬市原町の聖愛保育園の県外保育が実現しました。

など、、私たち運営委員一同は、様々な試みを続けたいと日々頭と身体を動かしております。今後ともご支援、ご協力よろしくお願いいたします。


ご挨拶(2023年10月)

あらためて、会を立ち上げた時に書いたあいさつ文を読み直してみます。


その時から、もう11年以上が経ってしまいました。

区内でさまざまな活動をしている人たちが、福島の子どもたちのために何かできることはないだろうか?と問いながら、ネットワークを組んで始まったプロジェクトでした。
メンバーは年を重ね、体力も少しずつ衰えてはきましたが、その時の思いは今もそのままです。
私たちの「くらし」や「生き方」も根底から変えてしまうような大きな原発事故でした。

福島の人たちは、ただそこに住んでいたというだけで、

家族やすまい、仕事、学校、なによりも「ふるさと」を失ってしまったのですから。

東京に住む私たちの使う電力を生み出していた原発による被害に対して、私たちは何をしたらいいのでしょう?

この問いは今もそのまま続いています。

 

今年(2023年)の8月24日には、処理水という名の汚染水が、

魚を獲ることをなりわいとしている漁師さんたちの不安、反対にもかかわらず、海に放出されました。

12年前に起こったことは、どんどん忘れさせられていきます。

まだまだ故郷に帰れない人たちはたくさんいます。

甲状腺に異常のある子ども・若者が400人以上いるのに、

放射能との因果関係はない、検査にはデメリットがある、と検査を抑制するような動きがあります。

 

私たちは、福島のこどもたちが、世田谷区内の公園で伸び伸びと遊び、

その家族の方たちが少しでもストレスを軽減して、安心できるように、

「ふくしまっ子リフレッシュin世田谷」を、世田谷区との共催事業として行ってきました。

初めのころは、春、夏、冬と頻繁に実施し、途中からは春、冬と、2019年までには21回を数えました。

2019年冬のリフレッシュが終わったとたんに起こったコロナ禍。やむなく活動はしばし中止状態となりました。

じっとがまんの子」でしたが、こんな時こそ、リフレッシュは必要と、

2022年冬に、恐る恐るではありましたが、規模を小さくし、リピーターを中心に募集をかけて再開しました。

やっと会えたね!」と、家族のようになった福島の家族を迎えました。

そして、2023年春にも実施。砧公園の夜桜の下で福島の家族、世田谷のスタッフ、ボランティアのみなさんが、

一同に会して、歓迎会を開くことができました。


来年(2024年)の3月11日で13年目。

原発事故以来、全国でたくさんの「保養」のグループが結成され、

大切な活動を続けてきましたが、その数も次第に減ってきています。

私たちは、気力はともかく、体力やお金の余裕が少しは残っている間はリフレッシュを続けようと思っています。

幸い、世田谷区、ずっとこのプロジェクトを応援してくださった保坂区長がこの春に4期目を続けることになり、

「官」と「民」の協働が成り立つ基盤があります。

 

まだまだ、福島で起こったこと、福島の人たちのことを忘れずに、

「福島」と「世田谷」のつながりを大切にしていきたいと思います。

 

福島の子どもたちとともに・世田谷の会  代表 星野弥生

 

 

設立時のご挨拶(2012年2月)

あと一か月すれば、3月11日がめぐってきます。

しかし、一たび襲った地震と津波による甚大な被害、開いてしまった原発という
「パンドラ」の箱が次々と明らかにする事実は、収束とは程遠いところにあります。
世田谷からも、さまざまなグループ、個人がいてもたってもいられずに被災地に赴き
さまざまな活動をしてきました。東京にとどまり、支援物資やカンパを集めたり、
さまざまな機会に現状を知る会を組織した人たちもいます。
だれもが「何かできることはないか」と探し、動いてきたように思えます。
高い放射線量の環境にあるために、外に出て遊ぶこともままならない
福島のこどもたちのことを思い、ここ世田谷でできることはないだろうか?
とどこからともなく声があがりました。
そこで、「春休みを世田谷で!」というプロジェクトが生まれ、
区内で「子ども」にかかわる活動をしているグループ、
日頃「子ども」の傍らにいるようなグループや個人、
3.11以降「子ども」を中心につながりあうようになったおかあさんたち、
少しでも暮らしの環境、社会をよくしていきたいと活動するグループ・・・
いろんな仲間が「この指、とまれ!」と集まりました。
名付けて「福島のこどもたちとともに・世田谷の会」。
なんと、世田谷区、世田谷区教育委員会もいっしょにやりましょうと企画に
乗ってくれました。
さあ、桜の花がほころびはじめる三月のおわりまで、あと一か月半。
実現までにはたくさんの手足も、お金も、知恵もいります。
チラシもようやく出来ました。協賛団体の名前がどんどん増えています。
一人ひとりが、自分の周りで「何かをできる人」「何かしたいと思っている人」を
さがして、仲間になってもらいましょう。福島県を中心に、
世田谷の中に大きな輪ができたら、春だけでなく、夏も、冬も、いろんな折に、
少しでも安心して、遊んでもらうことができます。
まずは、春をはじめの一歩に。そして大きな一歩にしていきましょう。

                  福島の子どもたちとともに・世田谷の会  代表 星野弥生

 

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