「ふくしまっ子リフレッシュin 世田谷夏」報告会& “希望の牧場・ふくしま”吉沢正巳さん講演会

最初に春の報告会と同様に写真を使い100名以上の参加者のあった夏の保養の報告が行われました。 写真を見ながら、当時の事がまるで昨日の事のように思い出されました。

希望の牧場~ふくしまの吉沢正巳さんの講演会が、続けて行われました。吉沢氏については、8月25日の東京新聞に記事掲載された事もあり、多くの参加者は身を乗り出して聞いていらっしゃいました。福島原発事故による警戒区域での動物達の実態の写真付きのお話しに迫ると、会場からはすすり泣きの声があちこちから聞こえてきました。

写真には、牛舎につながれミイラ化した牛や家畜の他、餓死したペットもいました。政府は昨年5月警戒区域の家畜は殺処分の方針を打ち出しましたが、吉沢さんはこの家畜の殺処分は、国民を棄民することにつながるだろうと懸念されていました。

希望の牧場は、震災と原発事故を生き延びた300頭以上の牛を無意味に死なせるのではなく、放射能被害の実験対象としてでも良いから活かす道を考えます。それが、絶望的な状況の先にある、希望につながると信じるから・・・とお話しされていたのが、印象的でした。

                                      (M.T)